ー2024年11月23日(土)中高生の部 第8回目 活動レポートー
本日、たじま児童劇団では、1月に予定されている公演に向けた稽古が行われました。中高生の部のメンバーが集まり、それぞれが役に深く向き合いながら、演技の練習に取り組みました。初めて稽古に参加したメンバーや、久しぶりに顔を見せたメンバーの中には、最初少し緊張している様子もありましたが、徐々に場の雰囲気に馴染み、自然な笑顔が見られるようになりました。
稽古は発声練習からスタートしました。声を出すことで気持ちを集中させるとともに、台詞を届けるための基礎力を確認しました。その後、台本の冒頭から順に、シーンを通して声に出して読む練習が行われました。演じる役柄の気持ちを考えながら、キャラクターに合わせた声の使い方を試す時間となり、シーンごとの課題やキャラクターの魅力を掘り下げる有意義な時間となりました。
今回は演出家の平田オリザさんが不在ということもあり、メンバー同士で意見を出し合いながら稽古を進めました。経験者が新しいメンバーに台詞の感情の込め方を教えたり、高校生が中学生に動きのタイミングや表現のコツを伝えたりする場面が多く見られました。そうしたやり取りの中で、教える側も新しい発見をしている様子が印象的でした。
また、欠席したメンバーの代役として見学に来ていた大学生が稽古に参加し、貴重なサポートをしてくれました。メンバーたちはその柔軟な対応に感謝しながら、全員で協力し合って進める稽古の大切さを改めて感じているようでした。
稽古が進むにつれ、緊張感の中にも笑い声が響き、メンバーたちが徐々にリラックスして演技に集中できるようになっていきました。本番の舞台に向けて、一つひとつのシーンをより深く追求していく様子からは、1月の公演に向けた強い意気込みが感じられます。
次回の稽古ではさらに具体的にシーンの演技や動きを磨いていく予定です。本番まで残り約2か月、一人ひとりの成長がどのように舞台に繋がっていくのか、ますます期待が高まります!
【芸術文化観光専門職大学 竹内】